日々、遠回り。

儚いからこそ夢がある

担降りブログ、書いてみました


担降りブログは、自分自身が主人公がになることができるブログなので私は見るのが大好きだ。ただの自己満にすぎないけれど、担降りブログずっと書きたかったので書いてみた。

 



全ての始まりは2014年7月27日のKis‐My‐Journeyだった。私はその時健人担だったが、周りも呆れるほどのDDだったのでキスマイのコンサートにも参戦していた。まさかこのコンサートが担降りのきっかけになるとは思っていなかったし、こんなにも沼にずぶずぶ踏み入れるなるなんてその時の私は想像していなかった…そもそも沼ってなに?状態


席は天井席だったので団扇は持たず、安物の双眼鏡でメインステージはぼやけてしか見えなさそうなので、とりあえず目の前の花道にいる人を双眼鏡で見る予定だった。だが、想像以上にスペックが悪く目の前にいる人すらぼやけたたので、会場全体を見ようと予定を変更した。ネタバレは見ない派だったので、バックのJr.にSnow Man4人(佐久間・渡辺・宮舘・阿部)がつくことは知らなかったが、基本誰がバックにつこうとキスマイをメインに見るつもりだった。




そしてコンサートが終了し、最初に出た感想が

「すのーまんカッコ良すぎやろ!!!


キスマイたちの感想よりSnow Man4人の感想しか言うことが出来なかった。キスマイたちを見ていたはずなのに、大喜利が終わった頃には無意識でずっとSnow Manばかりを追いかけていたことをその時気づく。でもね、彼らを追いかける心当たりが無い
基本的に私がしっかり見ようと思ってない人を見るときは、「ファンサしてもらった〜!」「目が合った(ような気がする)♡」といった場合か、「あの時のあそこがかっこよかった!」とはっきりどこに理由がある場合しか今までなかった。
なのに今回は全く理由が無いのだ。世にも恐ろしい「無意識」で彼らを追いかけていた。





とりあえず、過去の画像を漁っては保存漁っては保存を繰り返していた。この日は、個人というよりSnow Man6人の画像を漁っていた。母が滝沢担でこれまでにタッキー関連の現場には色々連れて行ってもらっていたため、Snow Manの名前や年齢ぐらいは知っていた。こうして漁っているうちにあっという間に夜中になりその日は終わった。




次の日も、相変わらずSnow Manへのお熱が冷めない。むしろ昨日よりひどくなってるし、画像を保存する手が止まらない。予想通り、速度制限がかかってしまった。


基本的に私の拗らせは、ある程度その人のことを見てそこで熱が冷めて元に戻るといったものだったので、今回も「まぁいつものことだし…」と思っていたが、今までの拗らせと決定的に違う点がある。それは最初にSnow Man というグループを拗らせてしまったという点だ。いつもは誰か1人のはずなのに今回はグループで今までと単位が違う。こんなの初めてだし、6人もいるせいか胸のトキメキもいつもとは比べものにならなかった。私も、自分がいつもと違うことくらいはわかっていたけれどコンサート終わりのテンションだったし、今まで色んな人を軽率に拗らせたりしていたので、今回もそんな感じだろうと思ってた。それにSnow Manは実力も人気もあるし、拗らせ常習犯の私にとったら拗らせて当たり前の対象だったのだ。



昨日は4人だけで6人のパフォーマンスを見ていなかったので、とりあえず家にあったDVDの中で比較的Snow Manがたくさん映ってるであろう「TACKEY SUMMER “LOVE” CONCERT 2012」を見ることにした。DVDを見る時は家に誰も誰もいないか確認し、窓も閉め、外部に私がSnow Manに惹かれ始めていることをバレないようにした。別に悪いことをしているわけではないが、この気持ちがバレてしまうことが恥ずかしかったし、バレてしまって今まで自分が過ごしていた当たり前の日常が変わるのが怖かった。
DVDの感想は相変わらずのかっこいいという語彙力皆無な感想しか出てこなかったが、本当にかっこよかった。自分で言うのもあれだが、この時に滝ソロをチョイスしたのも良かったのかもしれない。Snow Manが映る回数も多く、タッキーがプロデュースしているため彼らの魅力もたっぷり出ていて、家にあった資料で無知な私が彼らを知るにはぴったりだった。

そして私はもう1度阿部くん見たいなぁと思い、リモコンの再生ボタンを押していた。とうとう私は阿部くんという王子様を発見してしまった。私の視力もあまり良くなかったため、ドームの天井席では誰が誰なのか判別することができなかったが、DVDではしっかりとどんな人なのか見ることができ、巻き戻しもできる。あの正統派すぎるイケメンなお顔にあのスタイル、まさかの家の画面で一目惚れ。



その後急いで「Snow Man 阿部亮平」とググッた。
・円周率130桁と必須アミノ酸の暗証ができる
・「好きな素数は?」団扇に「3」と即答
・滝沢歌舞伎で客席の頭上を通る刀投げが成功する角度と力について「45度くらいの角度で15ニュートンの力で投げると良い」と計算したが、合わないと言って計算し直す
・高熱でうなされロシア語で自問しイタリア語で自答をした
・クリエで「恋の極限」や「ここが地球上で一番幸せな座標」の名言を残す



少し調べただけでこんなにもエピソードが出てきた。あの正統派イケメンの中身がこんなにも強烈なキャラだとは思わなくて驚いた。 阿部くんに一目惚れはしたが、好きという感情は特になかった。ほかにも調べれば、楽屋でノリノリでスピードラーニングを聞いていたり舞台袖で勉強など、秀才エピソードがわんさか出てくる。そして、私が阿部くんに心を奪われるきっかけになったのは

難関私立大学に“一般受験”で合格

これだった。
阿部くんの今までの活動ならAO入試で大学に入ることも可能だっただろうに、一般受験を選んだ。大学で勉強がしたい勉強があるからこその選択なんだろう。一般受験は実力勝負の世界だし、受験の結果が阿部くんが思い描いていた結果なのかはわからないが、阿部くんの「努力」が目に見える形で感じることができた。(もちろんAO入試も一般入試とは比べることができない努力が必要なのは分かっています)
そして、私自身、これまでの人生で大した努力をせずに生きてきた。そして、「クズ期」と私が勝手に呼んでる時期に、私は阿部くんと出会った。こんなに努力をしている努力の天才がこの世にいたんだ、しかもジャニーズにいるなんて と感銘を受けた。その一瞬で、今までの私の世界が変わった。胸の奥が苦しい感じもするし楽しい感じもする、阿部くんへの尊敬と同時にもしてしまった。そして、今まで「阿部ちゃん」呼びだったのも「阿部くん」呼びにいつの間にか変わっていた。


この時は担降り自体は何も考えていなかった。というか、考える余裕なんて無かった。ただ阿部くんをもっと見たい、もっと知りたい、それだけだった。

阿部くんのことを知れば知るほど私の中で担降りというワードが頭の中を占めていった。いつかは何かしらの決断は下さないといけないということも分かっていた。



そして、8月6日。この日は私はSexy Zoneのコンサートに参戦していた。コンサートが始まり、あんなに大好きで大好きで仕方なかった自担が目の前にいるのに、目の前にいる彼はもう私の中では自担ではなかった。純粋に彼を「大好き」の気持ちでは見ることができなくて、少し悲しくて、そして寂しい。もしかして私泣いてる? いつの間にか少し泣いてしまった。少しだけだから誰にもバレてないと信じる。


その日の日記がこれ
健人くんカッコ良すぎた〜♡ やっぱり健人くんほんまに大好き!!!うん、大好き!!!これからもSexy Zoneを応援し続けるぞ~!!!!!

(ひどすぎる日記だけどそこはスルーしてください笑)
もうすでに彼には気持ちはほとんど無いことがわかっていたからこそ、わざわざ思っていないことを書いた。書くことで自分に「まだ健人担」と言い聞かせようとしていた。



そのまた次の日の日記がこれ

JMK見たけどやっぱり私は健人くん!健人くんについていけば大丈夫!こんなにも素敵な人はきっといない!大好き!
 
JMK見たのは私の最後の足掻きのつもりだったのだと思う。また文字を書くことによって彼へ気持ちを戻そうとしていた。でも、戻そうとすればするほど離れていく。


私は担降りすることが正直怖かった。理由はJr.を応援する覚悟が私にはない。Jr.はデビュー組とは違い、こちらからさようならを言うのではなく、向こうからさようならを言われることがある。大好きを失うリスクがある人を大好きになる覚悟は私にはあるのか?また、いつどこの現場に現れるのか基本的には当日にならないとわからないし、チケットを取れたからといって確実に会えるわけでは無い。今までチケットがあれば自担に会えるという状況で生きてきた私に、自担がいると思ったらいないという状況に耐えられるのか?  



担降りをする覚悟が決まらず毎日色々考えてたとき、Dance squareという雑誌でSnow Manが表紙を飾ったということを知る。いつの間にか私は本屋に来ていた。ダンスクを手に取るとき、少しだけ手が震えた。レジに持っていくのに10分くらいはかかったかな? まだ自担ではないけれど、阿部くんの何かを初めて買うときは本当に緊張した。誰も私が何の本を買おうが気にしてるはずもないのに、無駄に私は周りの視線を気にした。初めて買った阿部くんは眩しかった。


家に帰って誰もいない部屋でこっそりとダンスクを読んだ。私の部屋の近くの廊下に家族の足音が聞こえるとダンスクを隠し、足音が消えたらまた読むの繰り返し。本棚には片付けず机の引き出しにこっそり隠しておいた。エロ本かよ。


もうこの時には私の中で阿部くんに担降りをしようと思った、したいと思った。理由なんてわからないけど、好きなものは好きだし、それを抑えることなんてできないし抑える必用もない。だって好きなんだもん。覚悟なんてもう知らないし、そんなことどうでもいい。だから好きなんだって。



掛け持ちは考えなかった。もう私の気持ちが健人くんは無いことを分かっていながら彼をもしもの保険のような気持ちで自担として応援するのは、健人担の方や掛け持ちをしている方にとって失礼に当たるし、何より本人たちにも失礼になる。


とりあえず今は阿部くんが大好きという気持ちを大事にしようと思った。この気持ちがあれば私はなんだってできるような気がするし、不安なんてどっか吹っ飛んでいった。好きってすごい。


私は一応、担降りした日をジャニショで初めて阿部くんの写真を買った日にしてる。レシートに刻まれた「アヘ゛リョウヘイ」の文字は一生忘れられない。私一人が阿部くんを応援しようと誰を応援しようとみんなの世界が変わることはないし阿部くんの世界も変わることはないけれど、私の中で阿部くんを応援することによって私の中の小さな世界が変わった。


阿部くんを好きになれて、阿部くんのことをこんなにも考えることができて、とにかく毎日が幸せ!!!
アイドルの「阿部亮平」が誕生したこの世に感謝しながら毎日を生きていきたいと思います。